凛!(鈴の音)
「おかあさん、雪が降っているよー。」
夕方、ランドセルの鈴の音と一緒に、響いた。
ほんとうだ。。。雪だね。。。
空はところどころ青く明るかったが、
白いの帳をおろすような雪雲が、真上にあった。
ちらり、ほらり。
下の娘は上着も着ずに、外に飛び出した。
瀬戸内の海はうっすらと紫色に染まり、
水平線が空と解けあった海に、雪が舞い落ちる。
つもるも寒かろう。。。
東京に出張中の主人のことを、思い出す。