12.15.2009

人と 火と 心と ~佐用より~



















柱の廃材が、一瞬で炎に包まれる
火の管理で取り囲む人たちは、
森林保護活動の方達、あらゆる分野の芸術家さん達
”野焼きは こうでなくちゃなぁ”
今日は、佐用の子供達が夏に作った、泥んこハウスの火入れ
泥で作った小さなおうち、水害の際に、1/3壊れてしまった
作り直すかと悩んだ主催者、でも皆、復旧で大変な渦中だった
それでも火入れは、嬉しいものだ
大きな水害がもたらされた佐用では、
まだ見つかっていない子供も居る
まだまだ、傷の癒えない人が居る
まだまだ、それを支える人が居る
更に奥では、沢山のボランティアの方達が、子供達と餅作り
総勢、50人以上の大イベントだ
…生物で唯一、火を操る事を覚えた、「ヒト」
所が最近では、バーベQの炭にさえ、着火材を使う若者が増えた
街では野焼きも禁止され、人は、火を扱う事を手放してしまうのか
しかし今日、ここに集まった
森を守り、木を利用し、畑を耕し、火を扱う、人達
あったかいなぁ…
隅で、子供達が竹に文字を書き始めた
この竹は、阪神大震災の式典で燃やすものだ
災害時には、阪神からも多くのボランティアが駆けつけてくれた
「ありがとう」
「がんばれ」
子供達は、そう書いた
最後に、私も書いた
「心と 心」
今日、そう思ったから

高さ2m、広さ6畳もの野焼きは、10m離れての暖。餅つきは10回。最高の杵つき、美味しかったです。
皆さん、本当にありがとうございました