静かな朝。ぼぅっと白く輝く、氷の世界。
その池は、木々の懐にすっぽりと包まれるようにあった。
その池は、木々の懐にすっぽりと包まれるようにあった。
うわあ きれい
私は足元の小石を拾い、池に投げた。
私は足元の小石を拾い、池に投げた。
クォーン クォンクォンクォンクォンクォン クォーン・・・・・
柔らかで、柔らかで、心地がいい音。
音はすーっと森に吸い込まれ、再び静寂になる。
音はすーっと森に吸い込まれ、再び静寂になる。
又、ひとつ。
クォーン クォンクォンクォンクォンクォン クォーン・・・・・
クォーン クォンクォンクォンクォンクォン クォーン・・・・・
氷が解け、コポッと小石が沈んだら、
下にいる魚達は
そっと天を見上げるのだろうか。
下にいる魚達は
そっと天を見上げるのだろうか。