12.27.2005

彼らの、気持ち



ひとつの数式に悩む。
無理無理、そんな簡単に分かってたまるものか。
だってこの厚い本に書かれた一行一行は、
有名な学者達が生涯をかけて発見したものだもの。

主人はいつも、私にこう話す。
「アインシュタインの法則は、アインシュタインの気持ちで考えるんだよ。」
一流の大学を出ても、
”暗記”をしてきた子供は使いものにならない、と。

冬休み。
子供達は今、テーブルで鉛筆を走らせている。
さてこの子らは、歴史の中の彼らと心通わせることが出来るのだろうか。。。

12.13.2005

福祉って、だれももの




明日は地元のクリスマス会。
地域の福祉活動で、たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんがやってくる。

東京の真ん中に、私の実家はある。母は、そこで一人暮らし。
私が兵庫県に引っ越したのは、4年前。
遠くて、そうはなかなか実家に帰れない。

風邪を引いても、体を壊しても、飛んでいってあげられない。
おかあさんの好きな料理‥‥キッチンで湯気を立てていても、届けてあげられない。

自分の親に何もしてやれない私が、ボランティアかぁ。
笑っている、おじいちゃん・おばあちゃん達。
不思議な、、、気分。

母はこういった。
「お前ができることを、してあげなさい。」

福祉活動に参加する人はたくさん居るけど、
肝心の自分の親とは、うまくいかない人をたくさん見てきた。

「ふくし」が、みんなの家族の中にあったら嬉しいのに。

「私たちが成長と共に無くした、幼少の頃の記憶」
親が確かにそうしてくれたように、
今度は子供の私たちがしてあげることなんじゃないかな。。。

クリスマスかぁ。お母さん、何しているかな。

12.12.2005

瀬戸内の初雪




凛!(鈴の音)
「おかあさん、雪が降っているよー。」
夕方、ランドセルの鈴の音と一緒に、響いた。

ほんとうだ。。。雪だね。。。

空はところどころ青く明るかったが、
白いの帳をおろすような雪雲が、真上にあった。

ちらり、ほらり。

下の娘は上着も着ずに、外に飛び出した。

瀬戸内の海はうっすらと紫色に染まり、
水平線が空と解けあった海に、雪が舞い落ちる。

つもるも寒かろう。。。
東京に出張中の主人のことを、思い出す。