3.08.2010

環境フォーラム



「環境大使報告会」が、神戸・布引ハーブ園で開催された。
(こども環境フォーラム(前身 G8子供環境サミット)主催)


一国の首都・ソウルを流れる汚染川が、美しい川に復活した事実。
この誇りは、韓国人の環境意識を正しく国民レベルに引き上げ、経済成長を続ける韓国の環境対策を、強く推し進めている。先日、この国へ日本の環境大使として派遣された娘も、ここで報告の場を頂いた。


子供たちの報告は非常に綿密で、実に真っ直ぐなロジックで訴えてくる。その説得力は、ゴミ問題、空気問題、水源問題として、驚きと暮らしへの唸りを感じた。
又基調講演では、美しい環境を守る意味について力強い想いが響き(千種和英さん「空き缶でももうけてええ会」事務局長)、最初に挨拶をされた大森繁夫さん(こども環境フォーラム代表理事)の、「ものを大切にし続ける」というメッセージを、然りと受け止めた報告会だった。


フォーラムのしなやかな強さは、最後に話された宮下雅光さんの出演にもある。宅配ピザの老舗「ストロベリーコーンズ」の社長自らが「環境に悪いことをして いる会社で、すみません。」と話しだす。社長のキャラクターも手伝って、その表現こそ同時に、”あらゆる立場の世界が動きだしているのだ”と、感銘を受け る。


このフォーラムが”こどもの活動”と思ったら、大間違いである。「こども環境フォーラム」には、大人があなどれない、キラリとした企ての粋がある。ここに は、未来を築くこども達と、未来に導く大人達の、「世界と世代を超えた”強い意思”と”連帯”」がある。ここに、静かに胸が熱くならない参加者が居るだろうか。





JEARN(ジェイアーン正式名称は「グローバルプロジェクト推進機構」)は、世界最大の国際教育ネットワーク、iEARN(アイアーン)の日本センターとして、日本で初めての本格的な国際協働プロジェクトを推進する教育NPO(特定非営利活動法人)です。www.jearn.jp/japan/index.html