7.26.2010

佐用 水害復興イベント

へどろに押し流された町。
容赦ない酷暑の中、熱された悪臭。
息が止まるような黄色い土煙、
歩き場の無い道。
嘆き、乾き、疲れ、絶望。


あの佐用の水害から、一年。
この日、佐用「空き缶でもうけてええ会」主催で復興イベントが行われました。
こちらの責任者曰く、「全〜部呑み友達〜!」と聞いていたのですが…
何と有名人のオンパレードにびっくり。


Prototypers feat Rhiming Dead











みんな佐用を応援してくれている関係者です。
白熱のライブ、地元の人達が涙を拭った歌がありました。


Prototypers feat Rhiming Deadは佐用高校卒業生バンド。
ラップ音楽に載せた言葉はストレートに
水害の恐怖、地元への気持ち、人の「絆」を忘れまいと波動し、
老若男女の頬に涙が伝いました。


佐藤卓司


「ひまわり」
  最初のひとフレーズで、
  会場は息をのむように彼の歌に吸い込まれていました。

  卓司君の圧倒する声量と力強い低音の伸びには、
  男の色気があります。
   佐用特産の向日葵の唄、
  その声切なく、温かく響き渡りました。



逗子三兄弟











 佐用で活躍する人々に関わるようになって初めて感じるようになったのは、
各地被災地同士の、強い強いネットワークです。

窮地で助け合う、深い絆。
傷みを分け合う、強い心。

被災する事も無く今が幸せだからと、
決してこの蚊帳の外に居てはならないと感じるこの頃。

この日、病院で点滴を打って駆けつけて本当によかったです。

がんばれ、佐用。
がんばれ、全ての被災地のみなさん。









7.24.2010

室津 夏越し祭り

















瀬戸内海、室津。灼熱の炎天下、女禁の豊漁祭りは過酷だ。
昼宮、村に響き渡る唄と太鼓は晴れ晴れと海をわたり、
宵宮には「獅子渡し」が行われる。
この夜獅子の頭を奪った者には、特別な縁起と名誉が授けられるという。



これは観光祭ではない。
血の濃い漁村の荒っぽさも手伝って、
指を、肩を、声を痛めながら、
それでも引いてはならぬ男の喧嘩祭りだ。

主役は40代 迄の若手が担う。
血の気の多い集団を、30年以上関わる
熟練の組合が納めていく。

進行役の周旋は、トビのような俊敏さで
周囲を守備。この様、見事である。
各地の祭がそうであるように、この祭も、
平安より受け継ぐ特別な意味がある。




それを教えてくれたのは、汗立ちこめる男衆の寄り合い場だった。
幼い頃からみなが村の暮らしを共にし、酒をあおり語り合う。

室津には、人々の生涯を通じ、古き良き縦割りと横の繋がりが活きている。


















男が儀式の節目に戻る迄、女衆は食事作りに追わる。
そして戻ればハイヨと、汗だくの洗濯物に取りかかる。
周旋と女衆の手筈のよさは、翌日の午後には
祭りの夢の跡を残さない事からも伺える。
そう、この村は女も強い。

さて私は、次は男に生まれよう。




7.21.2010

みらい Future

大人達には、少しでも過ちを修正し、
みらいの大人へ手渡すべき課題がある。


それが、環境問題。
それが、人権、戦争、飢餓、貧困、宗教間闘争問題。


どの国も、事情がある。
どの国にも自国の利益は大事だし、
どの国にも自国を守る権利がある。


でも多くの国々が肩を並べれば、
強国も、か弱い国も、気難しい国もある。


「国」が、「人格」をもつ瞬間だ。


でも国々が家族や友達だったら、
利害を超えてでも助け合うよね。


だからこれからは、
世界を家族にしよう。


人種も言語も超え、
笑い合い、語り合い、
話し合い、戒め合い、
皆が理解し合える、
友達になろう。


みらいは、
こんな風に育った子供たちが、サミットのテーブルに就く。
こんな風に育った子供たちが、成長し合って、地球を守る。

”この世界は、未来の子供達から借りているもの”

ここに、世界最大の教育Networkがある。
大人達と共に、世界中から世代を超えた子供たちが集う。

試みは、確信へと。


娘も元気に帰ってきました。




7.08.2010

地上のイソギンチャク、アーティチョーク


花が咲きました。
ガーデンに二株。
直径3mを超す株に、人の顔程のサイズの花を沢山咲かせます。
蛍光紫のめしべは、しっとりと柔らかい。
虫達も気持ち良さそ〜うに、「Finding Nimo」です。





写真右側、ぼうぼうの草の上が道路です。
通行人の皆さん「あの花は一体何ですか?」
汗を拭く私  「アーティチョークです!」
ちょっと、言い飽きました。(笑)