6.27.2009

失った記憶を取り戻すとき


人間は何故、赤ん坊の時の記憶を、
成長と引き換えに失っていくのだろう
私には、赤ん坊の頃の記憶が無い
昔はこれが、自分の欠陥に思えた
人生で最も愛されるこの時期を
もしも人が忘れずに居られたら
もう少し、家族の絆も強かろう
もう少し、犯罪も減っただろう
そう思っていた
いつしか私も、家族をもった
100万回のキス
100万回の頬擦り
守るべきもの
愛しいいのち
そうか。。。
そうだったんだ

遠い昔、失ったその記憶
私はこうして、取り戻すのか

6.22.2009

夏よ、ズッキよ、ラタテューユよ!

ズッキーニ!
株は三つ分の畝を占領しちゃうし、
ツルはとっても、あばれんぼう。
今年はどうしよぉ~と思っていたら!
出たぁ~ダーリンの苗衝動買い!(どうするの~)
でもありがとありがと、マイ・ダーリン♪
夏よ!
ズッキよ!
ラタテューユよ~!
日本の煮物からすると、西洋の煮物は見た目粗野ですが…。
さすがフランス家庭料理、手間はそれなり。(笑)











 冷やして朝食に頂きま~す。
ジューシーで、仏パンに最高でしゅ。 ((o(=´ー`=o)(o=´ー`=)o))










必需品は、これ。
パセリのシュート、ローズマリー、タイム。
バジルはまだ収穫できないから、去年の塩漬け。
ローリエ、ガーリック、レッドペッパー。
それに、ダーリンお手製の燻製塩。
一つ欠けても出ない味。

私は思う、、、
自分の人生を料理に例えるなら、
”こんな味”の曖昧さではなく、
”セロリ” ”ローズマリー”と、こんな風に、
「これだ」という心の決め手を、
私は幾つ、見つけられるだろう。

風遣い

今日は船の掃除の日
総勢11人、熟練の海の男達が集まりました
そう、船を掃除するといえば、他のオーナー達も集まる
来月にはレースと、
日食を軌道下まで見に行こう!…という壮大なツアーも














ここは我が家から7~8分
ワインディングロード唯一の直線に入ると、ヨットハーバー
掃除も終わり、
「じゃ、ちょっと出そうか」と、我艇のメインオーナーの一人





















 「いい風だ」














「あ、ビール持ってくればよかった~!」
「あはははは、しまったなぁ」
風を読む
風を掴む
風遣いは、揚々としている
そういう風に、わたしもなりたい




6.19.2009

チョコファッションと、セピアな記憶

私は母子家庭で育った
母は、早朝4時出社、
15時~16時に帰宅し、21時には寝た
細く弱い体で、仕事はあまりに重労働だった
私は、中学時代からバイト尽くし
だから、普段母と接触をすることもなかった
何度か、チョコのかかったドーナツが机においてあった
1/3強の大きさに切って、
私と妹、ふたつのお皿に乗っていた
母は、もらったお茶菓子をその場で食べず、
いつもこうして、ひとつのお菓子を3等分した

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十代から私は、六本木のディスコへ通うようになっていた
顔パスで入って踊り放題、飲み放題、食べ放題
社会人になって、職場から直行でチャリがない時は、
閉店後、同じ店で始発を待ったけ
その時間帯
店では丁度、オールドファッションが焼きあがる










私は、ようやく知る
私が食べたあのドーナツ
母は、チョコの部分をふたつに切り分け、
自分はチョコを食べていなかったんだ

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私の歳は、当時の母と同じ世代になった
昨日、母と長電話
今、チョコファッションを食べるたびに思い出す
なのに、このお礼をまだ言えていない
ありがとう、と



平家か源氏か、蛍垂の記憶






それが掟か。
ぴたり定められた時間に、蛍垂は舞いだす。
川面から、 ふわり ふわり と闇夜を照らす。

儚い命の蟲が
人間など気にもせずに飛ぶのは
繋ぎ繋ぎ続けてきた命が
歴史の全てを丁寧に畳み込み
静かに記憶しているからなのか。
…蛍垂の群れに身を沈めていると、
そんな不思議な感覚を覚えるのだ。

ほっ…と強く飛んでは、
その余韻で静かに飛ぶ。

光は一定の間隔で光ったり消えたり、
互いに何かを通じ合っているかのよう。
母方の本家は京都で、
平家の落人であることを隠していた。
蛍垂は問わない。
そこにどんな生き様があったのか。

それが定めか。
ただ今年もひたすらに命を灯し、
この地球(ほし)と時勢を憂いている。



6.17.2009

枇杷のコンポートと、口笛














枇杷
木は3本、沢山おすそ分けしても、食べきれません。
このバチあたり!(x_x)☆\バシッ!
平気よ、
枇杷のコンポートにするもの♪
枇杷は加工をすると、
驚くほど爽やかで、香りが引き立つの。
そしてこのシロップにこそ、
枇杷のおだしがジュワ~。
キンキンに冷やして、ごくごく飲んじゃ。(笑)
他、料理にゼリーにケーキにアイスキャンディーに。
さぁ、
今度はコンポートが寸胴に山盛りです。。。
どこに保存するの~!(x_x)☆\バシッ!
いつでも、何度でも、
作り過ぎという反省の色が伺えません。
ぴゅるる~♪(口笛)











枇杷の世話は、ダーリンの頑張り+α(子供達)


6.10.2009

ほっぺ色の指


強風で傾いて弱った、「ファビラス!」が復活しました














「お母さんは緑の指だね」
「…超人ハルク?」
「あのね、本に出てくるんだよ」
娘があんまりよく言うので、
先日、ふと調べてみたくなった
”そうだったの…”
いつも植物に触れている私に
娘が言う言葉は、「みどりのゆび」
”その人が育てると何故かよく花が咲き、
枯れかかった植物もみごとに再生する…”
う~ん、そこ迄になれたら嬉しいけど
指がが緑色になりそうな程、植物に触れているのは本当ね(笑)
 
でもね、それ以上の気持ちで、お前達のほっぺに触れているよ
ほら…、「ほっぺいろのゆび」

「Green Fingers」 Muarice Druon(モーリス・ドリュオン/フランス) 
 日本語訳: 「みどりのゆび」安東次男(岩波少年文庫刊)

6.09.2009

実山椒の佃煮

   山椒は、
 「Japanese peppar」
 この時期、
 何度作っても、
 幾ら作っても、
 嬉しい実山椒
 だって、
 一年間ず~っと食べたいし
 煮付けにも沢山使いたいし
 世界のどんな辛味とも違う、
 この香り、
 ピリピリ感、
 たまりませんね












枝取りに3時間、さっと煮るのに30分
材料は、お酒、白醤油、昆布、実山椒










そうだ、チリメンジャコも買ってこなくちゃ
日本人に生まれて、しあわせですぅ

6.08.2009

イタリアントマトの定植










イタリアントマトの、幼子です
今日は定植、いよいよガーデン・デビュー
イタリアントマトは、
剪定をせずに、横枝を茂らせて大きくなります。
ブッシュ性(横這い)だから、伊国で支柱なんてご法度。
日本のトマト作りからは、想像も出来ません!
7年目の試行錯誤の結果、
やっぱり、竹で支柱を組んでいます。
暑い、暑い、汗だくだく(でも痩せない~)
娘がお鍋を抱え、ガーデンに走ってきました。
「おっかぁ~さん、伸びちゃうよー!!」
「わぁ~い!さんきゅっ!」
パスタがお得意な14歳、腕はなかなか♪
「おかわり~!!」(太って当然だってば)












テーブルもイスもあるのに、何故床?!


6.05.2009

いちごの宝石ジャム












甘さを極限まで抑えた、いちごジャム
るるるる~ ((o(=´ー`=o)(o=´ー`=)o)) 宝石箱みたい 
真っ赤で透明なとろ~りの中に、
いちごの形が そのまん~ま
いっぱいいっぱい 入っている
先日、師匠の畑で、二畝分の(!)いちごを貰いました
二日間かけたジャム作り、大きな寸胴に何と、6回分~
あ~んまり嬉しいから、
幾つか綺麗な瓶に入れて、
ピアノの上の飾ってあります
ありがとうございます、師匠