12.21.2009

一年分の軌跡


小さな奇跡に出逢った。
3方向に伸びる、光と影。
今年も365日分の奇跡が 1年分の軌跡を作る。
でも、ひとつの奇跡にも、幾つもの真実がある。
泣いたり、悔しかったり、頑張ったりしたみたいに。
紅葉が、微笑んでいた。



写真 : 葉の形をした影と、その直線状に、幌に伸びる長い影。
      そして反射で写る姿は、アール(曲面)に沿って私の見ている方向に伸びている。


12.15.2009

人と 火と 心と ~佐用より~



















柱の廃材が、一瞬で炎に包まれる
火の管理で取り囲む人たちは、
森林保護活動の方達、あらゆる分野の芸術家さん達
”野焼きは こうでなくちゃなぁ”
今日は、佐用の子供達が夏に作った、泥んこハウスの火入れ
泥で作った小さなおうち、水害の際に、1/3壊れてしまった
作り直すかと悩んだ主催者、でも皆、復旧で大変な渦中だった
それでも火入れは、嬉しいものだ
大きな水害がもたらされた佐用では、
まだ見つかっていない子供も居る
まだまだ、傷の癒えない人が居る
まだまだ、それを支える人が居る
更に奥では、沢山のボランティアの方達が、子供達と餅作り
総勢、50人以上の大イベントだ
…生物で唯一、火を操る事を覚えた、「ヒト」
所が最近では、バーベQの炭にさえ、着火材を使う若者が増えた
街では野焼きも禁止され、人は、火を扱う事を手放してしまうのか
しかし今日、ここに集まった
森を守り、木を利用し、畑を耕し、火を扱う、人達
あったかいなぁ…
隅で、子供達が竹に文字を書き始めた
この竹は、阪神大震災の式典で燃やすものだ
災害時には、阪神からも多くのボランティアが駆けつけてくれた
「ありがとう」
「がんばれ」
子供達は、そう書いた
最後に、私も書いた
「心と 心」
今日、そう思ったから

高さ2m、広さ6畳もの野焼きは、10m離れての暖。餅つきは10回。最高の杵つき、美味しかったです。
皆さん、本当にありがとうございました




12.11.2009

花盛りのLittle Garden




花盛りのLittle Garden(ベランダ)

今年のビオラは、ダーリンの趣味です。ヽ(´ー`)ノ
真夏のペチャニア、キャットテール。
ニチニチソウ、ブーゲンビレアも咲いています。
バラは二種類、コーヒーオベーションと、
感動の接木成功~、ダフツアイバー!


私の植物との付き合いは、土の研究から始まりました。
都会育ちの私に、そんな世界を教えてくれたのは、
村の変わり者と呼ばれる、”おいちゃん”。

昨日、おいちゃんが亡くなりました。

ここに 感謝を込めて…。













12.08.2009

しんしんと、冬のGarden

うれしいな ガーデンの収穫
寒いけど、茄子、万願寺とうがらし、ししとうがまだまだ元気。
この季節のたからものは、パセリ、フェンネルの新芽。

 トマトは、サンマルツアーノ、アイコ、オレンジキャロル+小さな桃太郎
毎年クリスマスまでは頑張ってくれます。 えらい、えらい。

それに、年に一度のお待ちかね。
一つの花から3本しか採れない、サフランのメシベです。
村で獲れる魚介類で、パエリヤやブイヤベースになります。(o=´ー`=)o))
さぁ、最後のバジルの収穫に行こう。

12.03.2009

お味噌汁の湯気と光と

















お味噌汁の湯気が立つ頃。
レーザーのような赤い光が、部屋に差し込む。
光は地球の動く速さで、朝の食卓を満たしてゆく。


12.01.2009

車いっぱいの、ありがとう


















じゃぁ~ん ((o(=´ー`=o)(o=´ー`=)o))
師匠の畑に行って参りました!
好きなだけ持って行けぇ~!
きゃぁ~!\(≧▽≦)/
師匠はeoWishからのご縁で、
今や家族でありがた~いお付き合いを頂いています。
ご家族も勢揃い、虎ファンでお馴染みだったYさんも駆けつけて下さり、
この日は”笑顔・笑顔・笑顔”のオフ会&収穫祭となりました。
十数種にもなるお野菜を収穫して、
あっちゃ~、車の中、もうパンパン!\(≧▽≦)/
ダーリンも、いい笑顔です。




・・・ブログや掲示板を始める前は、
「これは、何処の誰だかわからない人との、バーチャル」
そう、思っていました。
始めたら、違ってた。
言葉は、モニターでは活字にしか見えないけど、
笑顔は、行間から伺うことしか出来ないけど、
でもそれはみんな、生きている人たちの言葉。
今キーボードを叩く、この私と同じ。
支えられたり、励ましあったり、
いつしか名や住所を明かしあう仲になる人も居て。。。
こんなに、こんなに素敵な人の輪が広がっていくのですね。
ありがとう、師匠、Yさん。
ありがとう、いつも記事を読んでくださるみなさん。

11.27.2009

ただいま。



































暫く、郷帰り。。。少々の御用事で。ヽ(´ー`)ノ










街はクリスマス一色!写真左は、「MIKIMOTOパール・ツリー」。
”これは私のツリー!”思って育ったのだから、子供でしたね。(ノ´∀`*)
 















賑わう交差点から家まで、徒歩10分。
写真は、足の後遺症がひどかった頃、捕まって歩いた橋のランカンです。
例え半歩でも、例え10cmでも、”進めば、必ず辿りつく”と、教えてもらったけ。

 





実家からの景色です。 もう何もかも変わって、
レインボーブリッジも、
観覧車も、
花火大会も、
東京タワーも、
み~んな、見えなくなっちゃいました。












残る唯一の景色は、富士山。(写真下)
これが見えなくなるのも、
時間の問題かな…。
山の姿を遮るは、霞ヶ関ビル。
このビルだけは、昔からの景色。
山肌の影が見える朝の方が、綺麗です。




11.04.2009

私はおどんぶりになりたい

春に採った山菜で山掛けうどん


もし 人が器に見える眼鏡があったら面白い。
お茶碗さんに、取り皿さん、マグカップさん。


あ、お猪口さんとお猪口さんが喧嘩。
あーあ、す~ぐ中身がこぼれて口が欠けた。


お茶碗さん、タライさんにいたずら。
でもタライさん、悪さするお茶碗さんを
そっくりそのまま、懐に入れた。


ふぅ、あたたかいおうどんを御馳走様。
食べ終わった後の器で、冷たい両手を温める。
私はこんな、温かなおどんぶりになりたい。


11.01.2009

天空の雲突城から


この日は、水害にあった佐用町の、子供向けスクールの再開。娘を送った後、さてどうしようかと、夫婦で北へ!「あ、あそこあそこ!あの城跡に登ろうよ!!」…それは、通るたびずっと気になっていた城跡。見上げる山のてっぺんに、僅かに崩れた石垣が見えていた。
隣の山から、尖峰な馬の背を行く。
山道に馴れたつもりでも、緊張の斜面。”下りはかなり辛いな…”









…でもそのご褒美は、頂きに。


これは利神(りかん)城。関が原の合戦後、池田由之(池田輝政の甥)が5年の歳月を懸けて築城。崩れた山肌の全ては、見事な石垣であった。しかし播州姫路 城の側西にあって、「雲破りの城」と名を馳せた要塞に、輝政は由之に退城を強いる。さぞや無念であったろうと心馳せれば、それでも天空に貫く見事な城は、 実は後に、仏が由之を導いた天道でもあったのではなかろうかとも感ずる。




10.27.2009

私にとってのHIROSHIMA














あれから、二十数年の時が経っていました。
私は今、この慰霊碑の前に立っている。
秋空の下。
十代の私は、慰霊碑のずっと後方の、左の階段の隅に居ました。
その時の私は、全国の学生の手による某コンクールで、
関東・北関東甲信越の実行委員長をしていました。
でも自分の無能さや至らなさに打ちのめされ、
毎日が駄目押しの涙。
そのさなか、修学旅行で行ったのが原爆被災者の慰霊碑でした。
その前で、考え込んでいました。
”こんな私が、平和のために何が出来るの・・・”
”そうか、そうなんだ。コンクールを成功させよう!”
コンクールの趣旨は、「正論」ではなく「こころ」。
だから、原稿を読むだけでは本当の成功とはいえないのです。
関わるスタッフは100人以上。参加者は300人以上。

…どうか、
多くの仲間がこのコンクールでこころをひとつできますように。
そうしていつか、
一人一人がこの経験を以って優しい社会を作っていけますように。
そして”もう一度、必ずここに来ます”と誓ってから、二十数年。
コンクールで号泣し抱き合った仲間達も、私も、
もうすっかり大人になってしまった。
”ただ今。遅くなりました”
そう言った私の横には、夫と子供達が居ました。

ヨットレース SPring8 Cupだ!










フォワーン!

”どくん・・・”
柔らかな音
それでいて広々とした海に
高々とした空に
響くスタートの音 鼓動が最高潮になる
構えるカメラに、真っ直ぐで本気の素顔
そして大きく手を振る、揚々とした笑顔 私は大好き
海と 風と そして人が
ヨットに乗るのも 撮るのも
たまらなく大好き
丘で暮らす自分の我を
振り払ってくれる





















            



    
     

10.22.2009

オリオン座流星群



何とか写ったオリオン座。星座の線を引いてみました。
















流星は弧を描いて輝き、
その跡に、薄らとした雲のような「痕」を残す。
それはまるで、オリオンのほほに残る涙の跡。

十代の頃から、よくちゃりんこを飛ばして晴海埠頭(東京)に行った。
海をまたいで柵を越え、膝小僧を抱えて見る星空が、大好きだった。
その頃の埠頭はまだ暗い倉庫街で、湾にレインボーブリッジも無い。
だから東京でありながら、南には絶景の星空が広がっていたのだ。
私は牡牛座。
牡牛座の中でも特に好きな昴を見つける為、覚えたのがオリオン座。

ここは瀬戸内海の岬。秋の夜長の午前3時、晴天、無風。
細い上弦の月も夕方沈んで、月も無い。
放射冷却の心配も無い今は、
夏のしし座流星群の夜より、暖かくさえ感じた。
1時間程で流星を20個数えた。
ダーリンは又、アメリカの大学から誘いを受けたそうだ。
ま、いっか…この宇宙の光は、何処にでも届くから。




10.09.2009

土煙のグラウンドと、囁き














「ヨウイ!…」
”どくん どくん どくん”
「バン!」
発砲音の瞬間 グラウンドを蹴る












しっかり縛って 6人7脚
早くても 遅くても 躓いても
みんなが同じ歓声をあげるよね

大好きだった、体育祭の緊張感。
今もう一度、我子の舞台でカメラ片手に高揚する。
その昔必死に走っていた、若き日の私。
単独で走ってテープを切る、一番がスキだったっけ。
気づけば今、家族5人6脚で走り続けているんだなぁ。
もっともっと、家族と笑おうと思った。
もっともっと、家族で力を合わせようと思った。
土煙の魔法・・・沢山の幸せを噛み締めた、グラウンドの一日。



10.01.2009

ひかりあそび

 
ひかりあそび
音も 電気も ひかりも みんな同じもの
それぞれ姿を変えて みんな 心地いい
学校では その総称を「周波数(波)」と教えてくれる
私達は「霊長類」であると 教わったように
でもなんとなんと、うるわしの波たち
直線的で美しくもあり
正確に辿る頭脳のようでもあり
たわむれて遊ぶ無邪気さも
本当は いのちや意思があるのかな
きっと 人間以外の自然界の方が 彼らを良く理解している
私は レンズに通訳を頼んで ひかりと遊ぶのが好き
 
一輪のブッシュバジルの背景で、他の花達がまぁるく、演舞 
 
うわぁ~ 光玉がぽにょ~っとスパコリアを包んでいる
 

 
大気中でレンズに映る光の玉は
水中で見る 空気の玉と似ているの
大好きだなぁ こんな世界
 
 

9.28.2009

一杯の讃岐うどんを食べに、「ほんま屋」へ

お休み中、讃岐うどんの聖地「丸亀」を求めてドライブしました!
ところが…え?え?…通過するうどん屋さん、閉店してるよ~?!
まだ3時だよ…ね?









辿り着いたうどん屋さん
机上に綺麗にひっくり返された椅子が並ぶ店内。
おそるおそる…団欒中の店員さんに聞いてみます。

「もう終わりですか?」 「終わりです~!」 「あぁ…(絶望的)」
聞けばうどんは、地元の人達にとって朝食か昼食。
どのお店も昼過ぎには終わっちゃうのだそうです。(涙)
「あの…このお店の次においしいうどん屋さん、ありませんか?」
店員さんたちが、あの店は?…こっちは?と相談してくれる。
その問いに別の男性、「あかん」「そこもあかん」と。
うどんへの強いこだわりを感じる応答。(キビシ~(><))

暫くして。。。
「よぉし、作ったる!中へどうぞ!」
「……ふぇ?(。・_・。) ……えっ?え~~?!w(*・o・*)w」
まさかの出来事。
そして店員さんたちの明るい笑顔と、
”中へ”と誘導する手の動きの気持ちよさ。
最初は”まさかとんでもない”と言った私も、
一瞬で散るように稼動した店員さんの動きに
思わず車中の家族に手を振りました。
「たっ、食べさせてくれるってー!!」

鍋に火を入れ、うどんを打ち出す店長の高田さん。(え~今から?)











「待ってな~今ほんまのうどん食べさせてやるから!」
「(うんっ!)調子よすぎっ」
聞こえてくるのは、力強く打つ音と、整った息遣い。
それに引き換え生地からは、
麺棒で打ち返すときの音しか聞こえません。
静かに、人のエネルギーを吸収する生地。
うどんはその分だけ、コシを強くするのだろうか。。。
丸い生地はあっという間に大きく伸ばされ、整然とした麺に。


(左) 白い放物線を描きながら、うどんが次々に釜に入れられる。
(右) あっと驚く、大きな大きな手。巨大どんぶりが小さく見える。










ほんまもんの讃岐の食べ方は、「釜茹で」だという。
通常は茹でてから冷水で洗うが、これはしない。
どんぶりに、白いうどんと白い蒸気が鍋の湯ごと入る。

「はいよ!」
「うわーーー、おどんぶり熱いよ熱いよ!」 「いただきま-す!!」
はふはふとする湯気の中、箸にずしりとかかるうどん。
気もせいで喉を通したうどんに、
……一瞬無言、、、「開眼・状態」

これ程迄にコシのあるうどんを、食べたことがあっただろうか。。。
つややかに湯気の中で光る麺、
強く伸びる餅に匹敵する、弾力。
つるり、口の中で麺が踊るような喉越しと、
跳ね返すような歯切れのよさ。
「美味しい!!」
何もつけずに食べれば、小麦の香りと甘みで口が飽和し、
つゆにくぐらせれば、出汁は麺に負けじと絡み、鰹と醤油が香しい。
(しかも…どんぶりのお湯、どうして最後まで白く濁らず透明なの?)

「これも食べてみて!」
「うわ~ぁ、冷たいザルうどん!」
キンと冷えた麺の弾力は更に閉まり、香りもそのまま。
うえ~ん、「泣ける」ほどおいしい!!!!
添えられた氷の屈折光が、
切り口の角張った麺に、そのまま映っています。

おかしいなぁ、今まで、煌びやかな宣伝のNET店のうどんも、
人気の有名店のうどんも、沢山沢山食べてきたのに。。。
(実は) 食べきれないと思った量が、つるりとおなかに入りました。
(当然) 小食の私が、人生で最も大量に食べた日となりました。(笑)

閉店後のこのこと来た客に、嫌な顔一つせずうどんを打った店。

「(うどんの)学校を出た奴は、大会で勝てない」
…店長のこんな深い言葉にも、
仲のよいスタッフの連携プレイにも、
彼らの大切なものを、「粋」のこころと一緒に感じた日。

御馳走様と出た店は、明かりを夜の帳に灯していました。

「ほんま屋生麺」
  ~一杯のうどんを食べに行く価値が、この店にあります~

〒763-0071 香川県丸亀市田村町1488-14 電話 0877-22-1498










ほんま屋の皆さん、本当にありがとうございました!!


9.15.2009

Londonの街 Ⅰ

(投稿の不具合か、何度も記事が飛んでしまって…
やっとのアップロードです。ごめんなさい。)
さ~ぁ、会議をエスケープ!
待ってました、こうこなくっちゃダーリン、こうでなくちゃロンドン!
リバプールから、見渡す限りの芝生を横目に、列車は2時間半。
ここは、
第一世界と第三世界が、落差のまま混在する街。
伝統、威厳、制圧、今昔に渡る支配。
刺激、娯楽、笑顔、終わらない夢。


ソーホー(Soho)~ピカデリー・サーカス(Piccadelly Cercus)

ロンドン心臓部。ホテル、デパート、ブランド、バー、本屋。老舗がひしめき合う、夢の賑わい。歩道は車道より両側に広く敷かれ、まるで歩行者天国です。深 夜まで赤いロンドンバスが列をなし、正にロンドン。西洋では道が広場から広場を繋ぐように出来ており、歩くのがとても楽しい。しかもICチップの乗り放題 乗車券で、バスも地下鉄も飛び乗り放題。ご機嫌です。

(左) タワー・ブリッジ(Tower Bidge)
   え?ロンドン橋って言わないの?!
   テムズ川の遊覧船から撮影。橋は時間で跳ね上がります。

(右) BA・ロンドン・アイ(British Airways London Eyes) 
    ロンドン一望の観覧車。このカーゴ、マイクロバス並みです!

国会議事堂 ビック・ベン(Houses of Parliament/Big Ben)

見上げれば、国会議事堂。大きすぎるその全貌は、テムズ川対岸でようやく撮影。世界最大の時計台は、議事堂のシンボル。あまりの時計の大きさに、塔 が小さく見えるのが笑っちゃいます。でも遠めで見ればやっぱり大きい。名前の由来は、当時の工事責任者の名前だとか。(因みに、)西洋では公共の施設や道 路に、個人名を多く使います。日本なら会社名にされ、広告になると非難され…無理ですね。(笑)景観を守る為、遺跡より大きなビルはありません。
 
(左) 前も後ろも右も左も、満員のBar、Bar、Bar!スポーツBarも多くあり、店の内外に溢れた人が皆同じに声を出し腕を上げる!内容は勿論、サッカー。ちょっと歩いてワンショット、又歩いてワンショット、いいBar見つけて又ワンショット、と楽しみました。


Londonの街 Ⅱ

私にとって海外の魅力は、自然と、アーキテクチャーとミュージアム。
ロンドンに自然は無いけれど、ミュージアムの殆どが無料です。(募金箱はあります)
これを楽しまない理由はありません!

旅の記念に、ほんの一部ですがご紹介します。
ウェスト ミュンスター寺院 (Westminster Arrbey)
 建立10世紀。英国王室の戴冠式や冠婚葬祭を行う王室教会。最近ではダイアナ妃の葬儀が記憶に新しい。ゴシック建築の世界的傑作と言われ、地下部分は歴代 王室や世界的に有名な作家、詩人、音楽家、科学者の墓碑が並ぶ納骨堂になっています。故人の威厳を刻む墓碑や納棺は贅の極み!夜はゴーストが集うという真 実味を帯びた噂も、ゴースト好きの英国に感化されて信じそうになってしまいます。(はっきり言って、棺桶置き場だった!知っている名前も多く、歴史の人物 がこの棺桶で眠っているのだと思うと、言葉が出なくなります。)端から従順に見て回ると、所要時間3時間、ふぅ。


自然史博物館(National History Museum)

 地球と生命がテーマ。1880年に完成し、現在はロマネスク様式建築物の代表例。地球丸ごと7000万点以上にも及ぶ収蔵品は、博物館の成立時期がまさに 大英帝国の世界覇権時期と重なる事による。(そうだろう)海外からの貴重かつ大量の標本をも所蔵し、その質と量は世界でも有数です。建物の概観には、存在 した動植物の精密なテラコッタがずらり。ここで一日過ごしても飽きないと思います。「不思議の国のアリス」の聖地にも偶然寄ったばかり、ここでドードーに 会えたのも嬉しかったです! 


大英博物館(The British Museum)



 10日間の旅は、これでおしまい。豪華絢爛で胸はどきどき、目はチカチカになった英国。だからかな…こうして今、コンビニも無い田舎で、何の制圧も無い家族の時間が大事に思えます。でも、目に映った全ては、この胸に。最後に、ダーリンありがとう。



















9.07.2009

No More


ひっそりと建つ、名も無い教会。
いいのかな?と思いつつ足を踏み入れる。
小さな看板が、ひとつ。
”1831年に完成されたこの教会は 1941年5月に、空襲を受けた。
1968年にイギリス教会から市によって譲渡され、今は
残りの壁の囲いを、庭と共に平穏の場所として保守している”

ドイツやフランス・アメリカ、イタリア。そしてイギリスにも、
こうした戦争の残骸が、大変多く保存されているのに驚く。
 
No More WAR

どんな国に行っても、
どんな歴史に触れても、
付きまとう、戦争。
でも今の彼らがすごいと思うのは、
その過ちを、
言葉にして、
態度にして、
認めていること。

これは、我々日本人にも必要だと思う。
だって地球上のみんながそう思うことで、
過ちを再び繰り返さないように出来るのだから。
 

以前、ドイツ人の老人が
戦争を知らない日本人の私に頭を下げた。
”我々は、本当に罪なことをした”と。
そのときの、空気。

私はそれまで、
中国や韓国の人に謝ったことが無かった。
ドイツには、戦争モニュメントやミュージアムがあまりに多い。
なのにその一方、
ナチス親衛隊を名乗る若者が
「ドイツバンザイ」と、暴動も起こす。
 

今尚、戦争をしている場所は、地球上に30箇所。
暮らしに潜む、言い争い、喧嘩、いじめ。
争いを起こさない「こころの鍵」は、
誰もが自分の心の中にひとつづつ、確かに持っている。

「NO」と言う、勇気と一緒に。





World Museum Liverpool

 なるほど大きい、、、これは世界博物館だって。
自然科学、人類学の資料の宝庫だそうで、
英国唯一のプラネタリウムも。





黒い塊?いえインド象サイズの巨大ライオンです。
大きさに比べ、表情は生きているように繊細で優しく、
思わず話しかけてしまいました。(ノ´∀`*)




でも、今晩の目的は別。
コンファレンスの晩餐会です。
キャ~、ビートルズ・ソングのコンサート!
すごい、、、
アップビートが始まって直ぐに飛び出だすは、
この業界の大御所達です。(じっちゃま、とも言う)
さすがの、ビートルズ世代。